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《PASS便り》 2021年11月号

PASSグループの進捗情報などを、
 【近況】
 【今後の予定】
 【おまけコーナー】
の3本立てでお届け。
 毎月15日発行。


──────────


【近況】

〇Project-Pandora

10/31に4回目の生放送を行いました。
その動画はコチラ
皆様のお力添えもあり、手探りながらも1周年を迎えることができました。


【今後の予定】

〇Project-Pandora
次回生放送は、11/21㈰20:00〜を予定しています。


【おまけコーナー】

《パスシス物語》
―企画終了にあたり/代表:島崎

思いつきの企画より始まった擬人化企画、お楽しみ頂けましたでしょうか。
各企画のメンバーと共に設定を起こし、その設定を元にしたイラストと共に、作家陣に物語を書下ろしてもらいました。

キャラ設定からして各企画の特色を落としこんでいるわけですが、書下ろしにあたり、作家陣には物語にも各企画の特色を混ぜ込んでもらうようにお願いしました。

その結果はすでに並べている通りではありますが、どのような考えでそれにいたったのか…各話へのコメントを代表してYunomiからもらって、ひとまず擬人化企画終了としたいと思います。

個人的には割とおもしろい設定ができあがってきたので、なにかしらの企画で再度会えたらと思っております。

 

―『PASS:1 長女・エイ子/白―ほわいと』

〇Yuomi

 1話というのと、PASSに関連してるグループの大本となったといってもいいATPの擬人化というところで、『さてどんな話にしよう?』と、しいかと一番話したのはこれです。

 とはいえ、最初の話から『あんまりこってりいきたくないよねー』ということと、ATPという団体が広いお客さん(小学生むけやってたぐらいですからねぇ)を相手にしていたので、するする読めるようなものを希望。とくに、後ろ(他の団体)にむずかしくなりそうなのが控えてたし…

 あとは「おもしろいは正義」というキャッチコピーをうたっている団体だったことから、どこかに『オモシロイ』をいれたいなーというところから、「シロ」が浮かんできて、全体的な色合いが決まった感じです。


 タイトルをつけたのは、しいかです。
 元ネタは…いっていいのか…いいか…國府田マリ子さんの『コバルト』という曲。
 演目のタイトルを、よく曲のタイトルや他の方の作品からもじることも多いので、今回もそのテイストを残そう、ということで、4作品とも全て元ネタがあるものとなりました。
 そういう場合は、私かしいか、どちらかが考えたり書いたりしているときに使う曲から使うことが多くて、今回はしいかからでした。


 わたしとしては、こーゆー透明感のあるお姉さん好きです。
 自分がなれるかというと首をひねるんですけどね…

 

―PASS:2 次女・セイ子/マイベスト・フィルム

〇Yunomi

 SAY企画メンバーとのお話づくりの際は、作家陣からの提案をすることもありますが、どっちかというとユイポンとミニさんとわちゃわちゃお話しながら『こういうのどう?』『じゃあこれは?』『いいかも!』みたいなノリで原案まとめて、それをしいかに投げることが多いので、このお話もそんな感じで作りました。

 セイ子ちゃんの話を…このご時世なのでラインとかオンラインで…おはなしして、『少女マンガっぽいよね』『マーガレットだね!』『本命は幼馴染だけど、後輩とか先輩がからんで…』なーんて少女マンガの王道的なお話をしてました。

 で、もうなんかどの子も出してあげたくなっちゃったので、ダイジェストにしてしまえー、というのがスタート。
 でもそのままだと、SAY企画っぽい部分…ただ甘いとか王道じゃなくて、ちょっとビターな現実テイストとか、『明日も元気に!』というあたりが足りない気がして、カメラ要素を強くして…

 あと、私が好きだから師匠をいれました。
 私の中での本命は、師匠です。

 タイトルは、私が聞いてた、オーイシマサヨシさんの『オトモダチフィルム』から。
 

 あと、しいかが最後に『4姉妹次女セイ子、なのでした。』を足したことから、このあとのお話にも、最後にキャラ名が入ることになりました。

 

―PASS:3 3女・ドラ子/転成したらドラ子だった件について

〇Yunomi

 前二つに比べて、これはもう、なんか小難しい感じにしよう! と心に決めてました。
 他、不思議な感じ、パンクな感じ、オカルトな感じ、哲学な感じ、
 と、企画でよくでてくるニュアンスを少しづつ混ぜ込んで整えていった結果こうなりました。

 あとは、『メタ』ですね。
 パンドラワールドという多重世界構造というかメタ構造というか…そういったところも扱おう、というような何を詰め込むかの話をしたところで、文章のベース作成はしいかに振りました。

 4つの企画の中でも特に毛色が違う企画な部分と、それでもPASSの中に入ってなじんでいくような、そんな企画の雰囲気がでてたらいいなーと思ってます。

 タイトルは、これだけ歌が元ネタではないです。
 元ネタは伏瀬さんの『転生したらスライムだった件について』。

 本がキーワードにあがる世界観なので、本にしようとおもって、『転生したら~』を提案したあとに、しいかが出してきたタイトルをみたら『転成』という文字が。
 調べてみたら『性質の違った他のものに変わること』という意味があって、あぁ、そうか、そういうふうにかえてきたかーと…納得してたら、後々単なる誤字だったことが判明。

 ヨクアルコトデス(BYしいか)

 もう納得してたので、これでいくことにしました。


 『くやしがれ、カミ様。』のフレーズが好きです。

 

―4女・ユー子/A story that someone knows

〇Yunomi

 4企画の中で一番お話の案が出ました。
 最終的に今のものになりましたが、『動物と一緒に異世界からきたナニかと戦う』とか『猫と一緒に裏道をいくと異世界にたどり着く』とか『電波を拾うと目が開いて虹色の目が見える』とか、なんか本当にいろいろでてきました。

 どれもありかなぁとおもいつつ、どれも『これだ!』とならないなか、聞く音楽を変えてでてきたのがこれで、私が『これが一番しっくりきた』ということでこれになりました。

 企画的にも『しーゆーらいぶらりー』はしー(しいか)とゆー(Yunomi)のストーリー中心の企画だから、しっくりきたならそれでいいという代表の判断ももらって『じゃぁこれで!』となった曲のタイトルが、supercellさんの『君の知らない物語』でした。

 もう、なんか、もうしわけないぐらいほぼそのままひっぱってるのですが、音楽と映像が頭の中でくっついてはなれなくなったので、そのままをカタカタとキーボードにうちつけました。
 歌詞ベースなので、他の3つに比べて詩的に過ぎるかなぁ…まぁでもそれもまた企画ごとの差になっていいよね、と自分で勝手に納得させつつ渡したら、帰ってきた文章の中に『矢印マーク』が入っててびっくり。

 『文章直すところあんまなかったから、せめてなんかしてやろうと思ってこうした(BYしいか)』そうです。

 矢印マークがいい感じに『でんぱ』な感じがしたので、採用。

 文章としてみたらNGなのかもしれないけど、これもまた表現の一つかもしれない。
 企画も実験演劇(であってますか?)的な雰囲気もあるし、いろいろ思いついたことを試してみるのもきっと悪くはない…はず…。


 ちなみに『ボク』がカラスに決まったのは、その前にでてきてた案『でんぱぐみCMYK』で4色の鳥がでてくる話のなかで、K=クロム(黒)担当がカラスだった名残です。あと、私がカラス好きだから。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

〇Yunomi

 以上、それぞれの企画に対してです!

 まさかこうやって企画を擬人化して、それにお話を作るとか考えてなかったので、おもしろかったです。
 1人1話だし、あえて雰囲気だけ伝わればいいよね、ぐらいの文章量にしているので伝わり切ってはいないと思うのですが、各企画の公演にきてくれたお客さんが「わかるわかる」とか、まだ公演にこれてない方がいずれおこしになられたときに「あぁ、確かに」と思ってもらえたら嬉しいです。

 また何かの機会があれば4姉妹とわちゃわちゃしたいなーと思うので、そのときはよかったら一緒に楽しんでやってください。

 それでは、また別の物語で。
 

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あなたに“ぴったり”の記事はありましたでしょうか。
次号も、お楽しみに。

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