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【ブログ企画】
《もしもこの条件で公演するなら?》
複数のお題を元に、どんな公演にするのか考えてみました。
お題は、別のグループから1つずつ貰いました。
今回は『SAY企画』です。
■SAY企画へのお題
・『アウトドア』
過去演目で屋内の物語が多かったので。
今の流行りもちょっと取り入れてみました。(表現集団ATP)
・遭難
SNSのフレンドリストは数知れず何か言えばすぐにインフルエンサーそんな俺、気付いたら無人島に一人?
電波が繋がらないそんな中で本当の「フレンド」と俺は出会う的なやつ(Project-Pandora)
・電話番号登録
ツイッタートレンドから(しーゆーらいぶらりー)
■もし公演をするなら?
―公演タイトル
えにほえあどあ いってらっしゃい、みてらっしゃらい
(Anywhere door)
―概要、あらすじ
時は近未来。
どこの誰がどうやって開発したかなんてしらないけど、一家に一台…いや、一人に一台といってもいいレベルで普及した、もはや生活から切っても切り離せない『携帯扉』。
商品名『エニホエアドア(Anywhere door)』。
かつて多くの人が夢見た『ドアを開けば行きたいところへ繋がる』というドアがありふれた時代におきた、ちょっとかわったオムニバス。
さぁさぁ、いってらっしゃい、みてらっしゃい。
扉の向こうに何があるのか…それは、よってみてからのお楽しみ。
〇エピソード1『番号登録』
ドアに向かっていきたい場所を告げれば、ドアの向こうは行きたい場所に繋がる。
しかし行先の指定が微妙に違うだけで、たどり着く先は全然違うことだってありえる。
そんなときにはこれ、『ドアプレート』。
指定の座標を入力しておけば、いつでも同じところにたどり着く。
だがしかし、
「こちらはエニホエアドコカです。おかけになったプレート(番号)は、現在使われておりません。もう一度お確かめになってかけなおしてください」
いとおしのあの子の家に繋がるはずのドアはしかし、ある日を境に何度かけても何度かけても繋がらなくなった。
しかし、今までずっと『エニホエアドア』を使っていたため、愛しのあの子のドアが『どこにあるか』なんて知らなくて…
〇エピソード2「無知との遭遇」
彼は一言でいうと病んでいた。
「俺のことを誰も知らない場所に行きたい」
WeTubeで国内最大再生数を競うインフルエンサーの一人である彼の家の周りを、今日も無数のドアが取り囲む。
『エニホエアドア』のおかげで、アイドルだろうが総理大臣だろうが、会いに行こうと思えば誰にだって会える時代になったのだ。
ゆえに
「俺のことを誰も知らない場所に行きたい」
そう願って彼は開けた。『エニホエアドア』を。
そしてたどり着いたのは、『すべてのドアがぶっ壊れる場所』。
そうとも知らず彼はそこに足を踏みいれ…そして彼が扉をくぐった瞬間、ドアはぶっ壊れ、帰れなくなった。
〇エピソード3「OUT・DOOR」
『即刻、ドアの使用を中止しなさい。さもないと、世界は滅びを迎えます。』
『私の世界ではこのドアは、アウトドア…OUT・DOORと呼んでいます。』
『想像してください。誰もが家から目的地まで一瞬でいけるようになった世界を』
『想像してください。誰もが家から一歩も出ずに目的が果たせるようになってしまった世界を』
『そしてもし、あなたにまだ外を歩くだけの足があるのなら』
『みてください』
『よってください』
『外に、道はまだありますか?』
『そこに、町はまだありますか?』
『そこに…』
―本物はまだありますか?―
■コメント
〇Yunomi
お題の中にあった『アウトドア』から、SAY企画のスタート企画『セブンドアーズ』を思い出して、『あ、なんか浮かびそう…』と思って出てきたのが、『エニホエアドア(どこでもドア)』でした。
「えにほえあどあ~」と、会場のお客さんと一緒に声を出してもOKな演劇の時間がつくれるようになるといいなーと思いながら考えました。
そこから、SAY企画といえばオムニバス! ということで、お題3つそれぞれエピソードを考えてみました。
本当に公演にするとなるともうちょっとエピソードごとのつながりとか意識したいなーと思うので、かわるような気もしますが、雰囲気はつかんでもらえるんじゃないかな?と。
あと、エピソード3「OUT・DOOR」はあらすじだけみると、ディストピアっぽくて、SAYっていうよりもしーゆーっぽいかなぁと思いつつも、そこからどんでんがえすあたりも、『セブンドアーズ』っぽいかなぁということで思いついたままにしました。
全体的には、携帯電話とかWEBの危険性(?)みたいなのをどこでもドアと重ねてるかんじでしょうか??
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次号も、お楽しみに。
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